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お役立ち情報

観葉植物に太陽光を当てようと、外で管理する人もいます。
しかし、外に観葉植物を出してしまった結果、枯れたり害虫がついたりとトラブルの原因にもなるのです。

本記事では観葉植物を外に出すとつく虫の種類や、知っておきたいデメリットをご紹介します。
また外に出した観葉植物に虫をつけないための具体的な対策も解説するため参考にしてください。

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観葉植物を外に出す必要はある?

観葉植物を外に出すことは、日照不足の解消になります。
植物は光合成によって栄養を作り出すからこそ、観葉植物であっても日光が足りないと病気になってしまうのです。
そのため、日照不足が続きやすい冬などは、観葉植物が枯れやすい時期と言えます。
特に隣の家の影響や、方角などで日光が室内まで入ってくる時間が少ない場所は、観葉植物を外に出して日光に当てる必要があります。
ただし、観葉植物を外に出してしまえば、どうしても外にいる虫が寄り付くリスクは高くなるのです。

観葉植物を外に出すとつく虫の種類

観葉植物を外に出すと、次のような虫がつきやすいと言われています。

  • アブラムシ
  • カイガラムシ
  • コバエ
  • ナメクジ
  • ハダニ

アブラムシやハダニ、カイガラムシなどは観葉植物の葉に集まってくる種類です。
ほかにも土の方に、ゴキブリやナメクジが入り込みやすいため、そこから根が腐り観葉植物が枯れてしまうのです。

観葉植物につきやすい虫の特徴と、その対策をくわしくご紹介します。

アブラムシ

アブラムシは小さな虫で、風に乗って外にある観葉植物に付着します。メス一匹でも卵を産んで増やしてしまうため、見つけ次第すぐに取り除きましょう。
葉の裏など見えづらいところに隠れているので、アブラムシを見かけたらすみずみまで観葉植物を見てほかにいないか調べましょう。

カイガラムシ

カイガラムシは観葉植物に付着して、樹液を吸う小さな虫です。白いベタベタしたカイガラムシの排泄物がつくと、そこから葉が枯れてしまうのです。また、排泄物にアブラムシなどほかの虫が寄り付く原因になるため、見つけ次第スプレーで駆除しましょう。
カイガラムシの排泄物も放置せず、ふき取るなどして観葉植物を清潔に保ちましょう。

コバエ

コバエは観葉植物に寄ってきますが、直接的に害は与えません。ただしコバエが室内に入り込むと不衛生であり、卵によって一気に増えるリスクもあります。
コバエ退治用のスプレーを使ったり、置き型タイプの防虫剤をベランダやキッチンに置いておきましょう。

ナメクジ

ナメクジは観葉植物の土の中に入り込み、根や葉を腐らせる原因になります。特に梅雨の時期など湿気が多い時期に発生しやすく、観葉植物の湿った土を好みます。
見つけたらすぐに駆除したうえで、観葉植物に水をやりすぎないよう調整してください。

ハダニ

ハダニは乾燥した場所を好み、夏場など気温が高い場所で一気に繁殖します。外に観葉植物を出している間に、ハダニが増えてしまいほかの植物や室内に入り込む原因になってしまいます。
とてもサイズが小さいため、発見が遅れることもあります。葉を近くで見て、動く虫がいないかチェックしましょう。観葉植物に影響がない殺虫スプレーを使い、早めに退治してください。

観葉植物に虫がつくデメリット

観葉植物に虫がつくことは、さまざまなデメリットをもたらします。家を守るためにも、虫を放置しないよう心がけましょう。

観葉植物が枯れてしまう

観葉植物をていねいに育てていても、虫がついてしまったことに気づかないと短期間で弱り、そのまま枯れる原因になります。
特に近年は猛暑が続いており、観葉植物の種類によっては外の管理が不向きな可能性が十分にあります。
だからこそ、観葉植物が枯れるリスクがあるため、室内でも十分に日光が当たる場所に管理するなど、観葉植物にとって負担が少ない育て方を考えましょう。

部屋に戻したときに虫が侵入する

外に出しておいた観葉植物は、虫が侵入しやすいところも注意が必要です。その虫がやがて部屋の中で増えてしまい、大きな被害につながることもあるのです。
ほかにも観葉植物が室内にあれば、虫によって枯れる原因につながります。観葉植物を外に出したら、虫がついていないか、卵を産みつけられていないかなどをチェックしましょう。
また、土の中などわかりづらいところに虫が侵入することもあります。
外に観葉植物を出すのなら、虫が寄り付かないように事前の対策がおすすめです。

観葉植物を外に出すタイミングの注意点

観葉植物を外に出す必要があるのなら、タイミングや時間に注意が必要です。次のポイントに気をつけて、虫を部屋に持ち込まないよう気をつけてください。

外に出す時間を減らす

観葉植物を外に出す時間が長くなるほど、虫が寄り付きやすくなります。一日中外に出すのではなく、日光を当てたい早朝など時間帯を決めて外に出してください。
それ以外の午後などは日差しも強いため、窓際に観葉植物を移動させて日照不足を予防しましょう。

夏や梅雨時期は外に観葉植物を出さない

夏や梅雨時期は虫がもっとも発生しやすいタイミングです。短時間でも虫が寄り付きやすいため、むやみに観葉植物を外に出さないことがおすすめです。
窓からの日差しでも十分に光合成ができるため、夏や梅雨時期に日光が入りやすい場所に、観葉植物をこまめに移動させてみてください。

外に出した観葉植物に虫をつけないための対策

外に観葉植物を出すなら、虫をつけないための対策をすると、後のトラブル予防になります。観葉植物を植えるときからできる方法もあるため、新しい観葉植物を購入する人もぜひ参考にしてください。

植物用の防虫グッズを使う

植物用の防虫グッズを使っておくと、観葉植物を外に出しても虫が寄り付きにくくなります。おすすめは植物に使えるスプレータイプの忌避剤です。
ほかにも、ベランダに吊り下げるタイプの虫よけなどを置くと、羽虫などの対策ができます。

虫を見つけ次第すぐ駆除する

観葉植物を外に出したら虫がつく可能性はゼロにできません。だからこそ、虫を見つけたらすぐに駆除しましょう。放置している間に虫が卵を産んで繁殖することもあります。
必ず殺虫剤などですぐに虫や卵を駆除してください。

虫がつきにくい観葉植物を選ぶ

虫がつきにくい種類の観葉植物なら、外でも管理しやすいメリットがあります。

  • ガジュマル
  • サンスベリア
  • パキラ
  • サボテン

このような、虫が嫌う匂いがする植物や、虫のエサになりづらい葉を持つ観葉植物がおすすめです。
どれも管理しやすく、無機物の土でも育てられる種類も多いため、土の中にも虫が発生しづらいメリットがあります。

虫が入りづらい土を選ぶ

虫が入りづらい土は、有機物が少ない種類や通気性に優れており、湿気がこもらないものがおすすめです。

ただし有機物が少ない分、観葉植物が育つ肥料が少ないと言えるため、観葉植物の種類によっては不適切になるため注意しましょう。また、定期的に土を入れ替えるなどして、虫ごと退治する方法もおすすめです。

土の表面に砂利や軽石など無機物を敷く

土の中に虫が入り込まないように、表面には砂利や軽石などを敷く方法があります。
砂利や軽石は細かいタイプを選ぶと、隙間から土の中に虫が入ることを予防できます。

ただし、もともと土の中に虫の卵などが入り込んでいるパターンもあります。砂利や軽石を敷いても、土の中から虫が出てくることもあるため、定期的な土の入れ替えは行いましょう。

観葉植物からシロアリが侵入することもある

観葉植物に寄ってくる虫は、アブラムシやカイガラムシといった葉をエサにする種類だけとは限りません。

特に注意したいのは、外に出した観葉植物にシロアリがついて、家の中に入り込んでしまう例です。
シロアリは家に入り込むと、壁紙や柱などを食べてしまい最悪の場合、家の強度に問題が出る原因になります。たとえ屋外でシロアリ対策していても、観葉植物を通じて入ってしまえば、シロアリ被害が発生するのです。

観葉植物につく虫の対策をするだけでなく、シロアリ予防も考えましょう。また、観葉植物を通じてシロアリを発見したら、すでに家のどこかに巣を作られているかもしれません。
プロの駆除業者に依頼して、シロアリを徹底的に駆除することが必要です。

まとめ

観葉植物を外に出すと、室内よりもどうしても虫が寄り付きやすいです。しかし、虫がつきづらい種類を選んだり、虫が多い時期は外に出さないようにしたりと、対策方法はさまざまあります。

また、観葉植物を外に出したことでシロアリが付着し、そこから家の中に侵入する例もあります。気づいたときにはシロアリ被害が広がっていた状況にならないためにも、定期的にシロアリの点検や予防を行いましょう。

大阪、京都、滋賀などの関西のシロアリ予防、駆除はぜひ当社にお任せください。

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