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お役立ち情報

暖かい季節になると、部屋に現れる虫が気になる人も多いのではないでしょうか。虫は少しの隙間から部屋へ入ることもあるため、侵入経路を把握して対策すると効果的です。

この記事では虫が部屋に入ってくる経路や、虫を部屋に入れさせない対策などを紹介します。虫の出ない部屋を目指したい人はぜひ参考にしてみてください。

虫はどこから部屋に入ってくる?

部屋に虫が出たとき、どこから入ってきたのか疑問に思うこともあるでしょう。虫の侵入経路はおおよそ決まっているため、虫が入ってきそうな場所や原因を突き止めることが大切です。まずは、部屋のどこから虫が入ってくるのか見ていきましょう。

窓の隙間から入ってくる

窓は虫が入ってくる確率が高い場所です。暖かい季節になると窓を開ける機会が増えるため、その際に虫が入ってきます。さらに、窓の近くに植物を置いていたり蛍光灯があったりすることも、虫を引き寄せる原因となります。

また、「網戸を閉めているのに部屋に虫が入ってきた」という経験をした方もいるのではないでしょうか。コバエや小さな虫などは、窓と網戸のわずかな隙間から入ってきてしまうのです。

玄関から入ってくる

窓と同じく、玄関も虫の侵入経路として一般的です。窓や網戸の隙間から入れない大きさの虫も、玄関ドアを開けた際に入ってきてしまいます。また、玄関前でガーデニングをしている場合や、夜間に玄関ライトが付いているときは虫が寄ってきやすいでしょう。

外出時や帰宅時などに玄関ドアを開ける際は、虫が一緒に入ってきていないか注意しましょう。

持ち物や荷物に付着して入ってくる

外から帰宅した際、衣服や持ち物に虫がくっついていることがあります。着ている衣服の背中側や持っているカバンの後ろ側など、目が届きにくい箇所に虫が付いている可能性があるでしょう。

また、宅配便で受け取った段ボールに虫の卵が付着していることも考えられます。暖かい季節に卵が孵化し、虫が大量発生する事態になり得ます。

換気扇や通気口から入ってくる

窓や玄関より侵入確率は低いとされていますが、外に繋がっている換気扇・通気口も虫の侵入経路となります。小さな虫が空気の流れと一緒に入り込んでしまったり、食べ物の匂いや油に虫が引き寄せられたりします。

換気扇・通気口によっては、虫の侵入を防ぐフィルターが備え付けられています。ただし、劣化などにより破れているとその穴から虫が入ってきやすいため、定期的な取り換えが大切です。

部屋から虫がいなくなる5つの方法

部屋から虫がいなくなる対策として、以下5つの方法があります。

  1. 部屋は定期的に掃除する
  2. 段ボールや紙袋を放置しない
  3. 換気する・通気性を良くする
  4. 洗濯物を外に干さない
  5. 壁や床にある隙間は塞ぐ

どれもすぐに実践できる対策のため、ぜひ参考にしてください。

方法1.部屋は定期的に掃除する

部屋の掃除は定期的に行い、常に清潔な状態を保ちましょう。掃除をしないと部屋にホコリや食べ物のカスが溜まりやすく、それらの汚れは虫のエサとなります。エサを求めている虫を引き寄せる原因となってしまうのです。

また、1種類の虫の侵入を許すと、その虫を捕食する別の虫が侵入する事態も起こります。部屋の汚れに引き寄せられた虫が別の虫を引き寄せる、このような負のループを防ぐには部屋を清潔に保つことが重要です。

方法2.段ボールや紙袋を放置しない

不要な段ボールや紙袋は放置せず、すぐ廃棄するようにしましょう。段ボールや紙袋は湿気がこもりやすく、虫にとって居心地の良い環境になります。さらに、段ボールや紙袋に虫が卵を産み付け、増殖を招くことも考えられます。

とはいえ、資源収集日の関係ですぐに段ボールや紙袋を捨てられないこともあるでしょう。その際は、毒餌(どくじ)剤を近くに置いたり、天日干しで乾かしたりする方法もあります。ただし応急処置に変わりないため、捨てられるタイミングで早めの廃棄がおすすめです。

方法3.換気する・通気性を良くする

部屋の換気はこまめに行い、通気性を良くしましょう。ジメジメとした環境を好む虫は多いため、湿気の多い部屋には虫が出やすくなります。

換気で窓を開ける際は、窓を全開にすると虫が入りにくくなります。半開にすると網戸と窓の間に隙間ができ、虫が入りやすいのです。

また、洗面所やキッチンなど湿気がこもりやすい場所は、家具・家電の後ろや下に空気がこもりやすくなります。家具・家電の位置を定期的に変えるなど、通気性が良くなるよう工夫してみましょう。

方法4.洗濯物を外に干さない

洗濯物を外に干すと、衣類に虫がくっついて家に入ることがあります。虫の侵入を防ぐのであれば、部屋干しや乾燥機で乾かす方がおすすめです。

やむを得ず外干しをする場合は、虫を引き寄せにくくするために以下の工夫をしてみましょう。

  • 無香料・微香量の洗剤や柔軟剤を使う
  • 白い壁の近くで干さない
  • 夕方前に洗濯物を取り込む

甘い匂いや白い壁は虫が寄ってくる原因となるため、避けるのが無難です。また、虫は夕方以降に活発になるため、早めに洗濯物を取り込みましょう。

方法5.壁や床にある隙間は塞ぐ

部屋の壁・床は、経年劣化により隙間や歪みが生じやすくなります。壁・床の隙間からは虫が入りやすいため、隙間を塞ぐことをおすすめします。

隙間を塞ぐ応急処置として、養生テープやスポンジなどで埋めることができます。ただし自分で行う応急処置は効果が一時的なため、専門業者に修繕を依頼するといった本格的な措置も検討してみてください。

手軽に使える虫対策グッズ

さまざまな虫対策グッズがあり、ドラッグストアやホームセンターなどで簡単に手に入ります。虫の出現を防ぐものや実際に虫が出たときに退治できるものなど、目的に合う虫対策グッズを使うのがおすすめです。ここでは手軽に使える虫対策グッズを3つ紹介します。

網戸に付けるタイプの虫除け

すでにお伝えした通り窓は虫が侵入する確率が高いため、窓際に虫除け対策を施すことが重要です。貼り付けるタイプの虫除けなら、薄型のため窓の開け閉めに影響しません。また置き型の虫除けのように場所を取らないため、どのような部屋でも使いやすくおすすめです。効果の持続期間が半年以上ある商品も多いため、一度貼っておけばしばらくは安心して過ごせます。

ハーブや柑橘系の芳香剤

ゴキブリなどはハーブや柑橘系の香りを嫌う傾向にあります。ハーブ類や柑橘系の香りを部屋の中や侵入経路に置けば、香りを嫌がる虫を遠ざけられるでしょう。

ハーブといっても種類があり、ミントやゼラニウムといった香りは特に効果的とされています。なおハーブの観葉植物だと土にクモが隠れる可能性があるうえ、植木鉢の受け皿に溜まった水に虫が寄ってくるかもしれません。芳香剤であれば、観葉植物ならではの悩みは少なくなります。

殺虫スプレー

すでに虫が部屋に出てしまった場合、退治用の殺虫スプレーを用意しておくのがおすすめです。殺虫スプレーは虫ごとに特化したタイプや、噴射方式が異なるタイプなどさまざまな商品があります。

なかには冷却タイプの殺虫スプレーもあり、キッチンなど食べ物の近くで扱う際におすすめです。いざ虫が出たときは殺虫スプレーがあると心強いため、部屋に常備しておくと良いでしょう。

住宅タイプにあわせた防虫のコツ

アパートや戸建ては造りが異なるため、虫対策でも住宅に合わせた工夫をするのがおすすめです。アパート探しやマイホーム建設の際、虫対策についても意識しておくと良いでしょう。ここでは、住宅タイプに合わせた防虫のコツを紹介します。

アパートは部屋の階数&お隣さんのベランダを要チェック

虫が飛行する高さには限界があるため、高層階の部屋になると虫が侵入しにくくなります。部屋選びの際は、目安として4階以上にすると良いでしょう。ただし、4階以上でも不清潔な部屋には虫が出やすいため、掃除は必要不可欠です。

また、上下階や隣家が虫の出やすい住環境だと、自分の部屋に虫が移動してくる可能性があります。隣家のベランダにゴミが放置されていないか、観葉植物が置かれていないかなど確認しましょう。

戸建ては庭のお手入れや駆除業者を考える

自分で家をメンテナンスできる戸建て住宅の場合は、庭や住宅周りの手入れを心掛けることが大切です。例えば次のような方法によって、虫の侵入や繁殖を防ぎやすくなります。

  • 庭に木材を放置しない
  • 芝生を手入れする
  • ハーブを植える など

本格的な害虫駆除や清掃を行いたい場合は、専門業者に対策を依頼するのもおすすめです。>専門業者なら、一般人では扱えない強力な薬剤を用いた害虫駆除や、経験・知識をもって適切な処置を施すことが可能です。

虫のいない快適な部屋で暮らそう

虫はわずかな隙間や死角から部屋に侵入することが多いです。虫の出ない部屋にするには、虫の侵入経路を断ち、虫が好む環境を作り出さないことが重要です。そのための対策として、部屋を清潔に保つことや窓・床の隙間を塞ぐことが役立ちます。

暖かくなる季節に備え、虫が出ない部屋づくりを目指してみてください。

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