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お役立ち情報

梅雨時期になると、ジメジメとした嫌な湿気に悩まされる人も多いのではないでしょうか。湿気が多いとカビが発生して不衛生になったり、洗濯ものがなかなか乾かなくて困ったりします。梅雨時期のわずらわしさから解放されるには、湿度をどのように下げるかが鍵を握っています。

そこでこの記事では、ジメジメを撃退する湿気対策や、梅雨を快適に過ごすコツをまとめました。エアコンなしでできる除湿方法もお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

家や体に悪影響!梅雨時期の湿気を放置するとどうなる?

そもそも、湿気を放置するとどのような影響があるのでしょうか。「床がベタベタする」「洗濯ものが乾かない」などもありますが、体や住居にもっとひどい影響を及ぼすことも考えられます。

カビが発生する

まず考えられる湿気の影響は、さまざまな箇所にカビが発生することです。浴室・洗面所といった水回り、湿気がこもりやすいクローゼットなどにカビが生えやすくなります。

カビは見た目が不衛生なだけでなく、人体にも影響を及ぼす場合があります。呼吸などからカビが体内に取り込まれると、アレルギー症状などの健康被害に繋がりかねません。

虫が発生する

家の中に虫が発生するのも、湿気による弊害です。梅雨時期はジメジメした場所を好むダニチャタテムシシロアリなどが発生しやすいです。

特にシロアリは床下や柱をむしばみ、家を傷めることに繋がってしまいます。シロアリ被害が進行すると住宅の耐震強度が落ちたり、柱がくぼみ家全体の傾きに影響したりします。そのため、湿気対策をして少しでも被害を抑えることが大切です。

梅雨のジメジメに効果的な湿気対策3選

夏のイメージ

梅雨の湿気対策には次の3つが効果的です。

  • 窓を開けて換気する
  • サーキュレーターや扇風機で空気を循環させる
  • エアコンの除湿機能(ドライ)や除湿機を使う

シンプルですが、ジメジメとした空気を追い出す効率的な方法となっています。それぞれの湿気対策について、具体的なやり方やコツを見ていきましょう。

窓を開けて換気する

窓を開けてこまめに換気しましょう。換気は外の空気を取り込み、室内のジメジメした空気を追い出せます。ダイキンによると、換気時間は1時間に5~10分程度が目安です。換気は一度に長時間おこなうより、短時間でも回数を増やす方が効果的とされています。1時間に10分の換気より、2回に分けて5分ずつ換気してみましょう。

また、換気のコツは対角線上の窓を開けることです。窓と窓を結ぶ部屋の中央に空気の通り道ができ、広範囲を効率的に換気できます。

なお、雨が降っている日は窓を狭めに開け、1回の換気時間をいつもより長めにしましょう。雨が入るのを防ぎ、室内も寒くなりにくくなります。

出典:上手な換気の方法~住宅編~(ダイキン)

サーキュレーターや扇風機で空気を循環させる

1つしか窓がない部屋や、そもそも窓がない部屋ではサーキュレーターや扇風機を活用するのがおすすめです。サーキュレーター扇風機があれば、窓が少なくても室内のジメジメした空気を追い出せます。

サーキュレーターや扇風機は向ける方向がポイントです。窓が1つしかない部屋では、部屋のドアと窓を開け、窓に向かってサーキュレーター(扇風機)を置きましょう。これにより室内の湿った空気が、風に乗って窓から排出されます。このとき他の部屋の窓も開けておくと、ドアから新鮮な空気を取り込みやすくなります。

窓がない部屋では、サーキュレーターをドアに向けましょう。同様に室内の湿った空気が追い出され、あけ放ったドアから新しい空気が入ります。

エアコンの除湿機能(ドライ)や除湿機を使う

エアコンがあれば、除湿機能(ドライ)を使うのが効果的です。冷房より寒くなりにくく、湿度だけ下げてくれます。

また、エアコンがなければ除湿機を使うのもあり。エアコンは設置するのに工事期間や高額な工事費用が必要ですが、除湿機なら比較的簡単に導入できます。室内の最適な湿度は40~60%とされていますので、湿度計を設置して心地よい湿度を保てているかチェックするのも良いでしょう。

エアコン・除湿機なしで除湿する方法

リモコン

エアコンや除湿機なら、より高い除湿効果を望めるでしょう。とはいえ導入にある程度のコストがかかるため、「できればお金と時間をかけずに除湿したい」という人もいるのではないでしょうか。エアコン・除湿機なしで湿気対策をするには、以下のような方法があります。

  • 新聞紙を敷く
  • 重曹を置く
  • 市販の除湿剤を使う

それぞれの湿気対策について、やり方を紹介します。

新聞紙を敷く

押し入れやクローゼット、靴箱などに新聞紙を敷くと除湿に役立ちます。新聞紙は表面がデコボコしており、水分を吸収しやすい性質です。新聞をとっている家ならわざわざ除湿アイテムを買う必要がなくなります。

重曹を置く

スーパーやドラッグストアなどで簡単に手に入る重曹も、新聞紙と同じく湿気対策に使えます。重曹は空気に触れる状態にしておくと、湿気を吸収する性質があります。小瓶やタッパーに重曹を入れ、もし倒れてもこぼれないようにガーゼを蓋代わりに被せましょう。

ただし、重曹に大きな除湿効果は期待できないため、狭い空間に置くのがおすすめです。靴箱に置けば、除湿兼匂い対策にもなります。

市販の除湿剤を使う

市販の除湿剤を使うのもひとつの方法です。100均やドラッグストアなら、さまざまな除湿剤・除湿グッズが売っています。湿気を吸収すると水が溜まる除湿剤は、目に見えて効果を実感しやすいです。交換のタイミングも取扱説明欄に明記されているため、除湿効果を切らすことなく使えます。

梅雨のジメジメした時期でも快適に過ごすコツ

雨のイメージ

梅雨時期の悩みといえば、裸足で歩いたときの床のベタつきや、洗濯物の乾きにくさに困っている人もいるのではないでしょうか。ここでは、ジメジメした季節も快適に過ごすためのコツを紹介します。

フローリングの拭き掃除を習慣にする

フローリングがベタベタすると、裸足で歩いていて不快感があります。フローリングがベタつくのは、汗・皮脂の汚れやホコリなどが原因です。フローリングのベタつきを防ぐには、こまめな拭き掃除が大切です。

フローリング掃除では、まずホコリを掃除機などで吸ってから、ウェットタイプのシートで拭きましょう。ホコリを先に濡らしてしまうと、フローリングに張り付くことがあるためです。なお、毎日フローリング掃除のたびに、掃除機をかけるのは大変と感じるかもしれません。その場合は、フローリングワイパーのドライシートを代用すると、負担も少なくなります。

洗濯ものの干し方を工夫する

梅雨時期はの日が多く、屋外に洗濯物をなかなか干せません。必然的に部屋干しになりますが、部屋干しの洗濯物は乾きにくく生乾き臭も気になります

洗濯物をできるだけ早く乾かすには、干し方の工夫が大切です。

【おすすめの乾かし方・干し方】

  • 間隔を開けて干す
  • 洗濯物を干している下に除湿器を置く
  • 浴室乾燥機がある浴室内に干す
  • 乾燥機を使う

しっかり乾かさないと衣類に菌が繁殖し、洗ってもしばらくすると匂いが戻ってくる状態になります。菌の繁殖しやすいジメジメした季節だからこそ、乾かし方を工夫しましょう。

万が一カビ・虫が発生したときの対処法

湿気対策をしても、完全にカビや虫を防げるとは限りません。万が一カビや虫が発生してしまったら、適切な対処法により被害を最小限に留めましょう。ここではカビ・虫が発生した際の対処法を紹介します。

なるべく早く掃除するのが吉

カビを放っておくと菌が広がってしまうので、早く取り除くことが大切です。壁や窓のカビならこすり落とし、浴室や洗面所なら漂白剤(カビ取り剤)などで掃除します。カーテンや布団など洗えるものは洗濯し、天日干しで十分に乾燥させると菌の繁殖を防げます

また、虫は食べ物に寄ってきやすいので、キッチン周りは常に清潔を心掛けましょう。食材や調味料は常温スペースから冷蔵庫保管に変えるなど、虫が寄り付かないようにします。

専門業者に対策をお願いするのもおすすめ

頑固なカビや虫は、個人では除去できない場合もあります。菌や虫は非常にやっかいで、目に見える範囲だけ掃除しても根絶したとは言えません。掃除してもしばらくすると表れるなど、キリがないと感じることもあるでしょう。

そのため、気になる場合は専門業者の力を借りるのもひとつの手です。特に虫は目に見えない床下や天井裏などにおり、知らず知らずのうちに被害が拡大していることも珍しくありません。専門業者のチェックや駆除作業を検討してみましょう。

湿気対策で梅雨のジメジメを撃退しよう

この記事では梅雨の湿気対策について紹介しました。室内のジメジメを抑えるには、第一に換気が大切です。こもった湿気を外へ追い出し、クリーンな空気を室内に取り込めます。エアコンや除湿機を使えば、より高い除湿効果を期待できます。湿度調整をして梅雨も快適に過ごしましょう。

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